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骨盤の機能と歪み

今回は、骨盤についてのコラムです。

■骨盤とは
骨盤は、大腿骨と脊柱の間で体を支える、強固に一体化した一群の骨の解剖学的名称です。
その構造は左右1対の寛骨、仙骨、尾骨で構成され、立位での負荷は、背骨から仙骨へ伝わり、仙腸関節を介して2分された後に骨盤輪を通過して左右の股関節に伝えられ、それぞれ膝や足でその体重を支えているのです。

■骨盤がゆがむと
骨盤(=体の土台)の歪みがひどくなると、その上に乗っている背骨(=体の柱)全体にも負担がかかり、さまざまな障害や筋緊張、さらには不調などが起こりやすくなります。
たとえば、椎間板ヘルニアや椎間関節からの関連痛なども骨盤の歪みからの障害の一例です。

■日常生活で骨盤のゆがみを起こす原因
転倒(しりもち等)などの外傷や、女性の場合だと出産という原因のはっきりとしたもの以外にも、運動不足による筋力の低下、老化、脚組み、長時間にわたる同じ姿勢、いつも同じ方の肩で荷物を持つ、などといった何気ない日常生活が骨盤に影響を与えます。

靴底の外側が片減りする、スカートがねじれる、タイツが片足だけ上がる、といった事例に当てはまる方は、すでに骨盤が歪んでいる可能性が高いと思われます。

■簡単にできるゆがみチェック10項目
人間は気付かないうちに体の一方を集中的に使っている場合が多く、それが骨盤の歪みの要因になっていると考えられます。下の10項目のうち、5個以上にあてはまる方はかなりの可能性で骨盤が歪んでいるでしょう。あなたはいくつあてはまりますか?

@まっすぐに立った状態で鏡を見て、肩の高さ・脚の長さの違いがわかる。
Aネックレスがいつも同じ方向にズレる。
B片方の靴の一部(特に外側)だけがいつもすり減る。
Cいつも同じ方の手・腕でカバンを持っている。
D脚を組む時、いつも同じ方の脚を上にしている。
E左右どちらかの方向に首(頭)を向けづらい。
F仕事など長時間いすに座る生活を続けている。
Gいるも横向きや丸まった姿勢で寝ている。
Hヒールの高い靴をよく履いている。
I運動不足により腹筋が弱っている。

■骨盤がゆがむとどうなる?
骨盤は体の土台であるため、歪みが生じることで肩の高さが変わり、頚や体全体の関節の動きが悪くなります。すると筋肉にも悪影響を与えてしまい、結果的に体の疲れが取れにくくなってしまいます。

また、骨盤周辺の変異は内臓の働きを妨げ、便秘や月経痛、冷え、むくみなどを引き起こす場合もあります。

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細かい話になりますときりがないのですが、今回は骨盤の概要だけコラムとして簡単にまとめました。当院では、カイロプラクティックの手技を用い、骨盤のバランスを整えることで根本から体の不調を改善させております。歪みが気になる方は是非お試しください。
また、一度歪みを矯正した後も、日常生活動作における習慣、あるいは癖などにより、元の歪んだ状態に戻ってしまうものですので、定期的な歪みチェック(=健康維持の秘訣です)にもカイロプラクティックをお役立てください。

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